今回は人体に関する雑学をまとめてみました。
人体の雑学
まばたき
人間は平均して約20回/分のまばたきをしています。
1日17時間起きているとすると、20,400回/日、7,446,000回/年
平均寿命であるおよそ84歳に関して計算すると、
人間はおよそ6億2千回ものまばたきを一生の間にすることになります。
また、まばたき1回に要する時間は約0.125秒といわれています。
そのため、一日でおよそ42.5分がまばたきに使われていることになります。一年ではおよそ258時間が使われています。
一生ではなんとおよそ2.5年分の時間がまばたきに使われている計算になるのです。
耳と鼻は一生成長し続ける
他の骨や筋肉と違って、耳や鼻にある軟骨は歳をとっても成長し続けます。
年齢を重ねると顔の周りの筋肉は収縮していくのに、耳や鼻は成長し続けるので、
老人は耳や鼻が相対的に大きく見える傾向があります。
バナナと人間のDNAはおよそ60%が一致する
人間の体は、30億の塩基対によって構成されています。
この30億の塩基対のうち、個々に特有なものはごくわずかで、遺伝子の99.9%は隣人と同じです。
残りの個々に特有な部分に、髪の色から特定の病気に罹りやすいかどうかなどの様々な情報が入っています。
また、いま現存している動物の中で最も人間に近い動物はチンパンジーです。
チンパンジーは遺伝的に96%が人間と同じです。
驚くことに、バナナでさえもDNAの60%が人間と同じなんです。
夜は朝よりも背が低くなる
立って生活し続けた後の夜より、起きたばかりの朝の方が背は高くなっています。
これは、椎骨と椎骨の間にある円盤状の軟骨である椎間板の厚みの変化によるものです。
椎間板は内側がゲル状の髄核によって出来ています。この髄核は水分吸収性が高く、寝ている間に水分を吸収して膨らみます。そして、立っている間は重力の影響で圧迫されて水分を放出して縮むのです。
この厚みの変化が身長差となります。
頸椎は7個、胸椎は7個、腰椎は5個あり、椎間板も同じ数、つまり24個存在します。
一つの椎間板は約1ミリ変化するといわれているので、
24個分の変化は約2.4センチメートルとなります。
つまり、夜の身長は朝よりも2センチメートル低いというのは十分にあり得ることなのです
宇宙に行くと身長は5センチメートルほど伸びる
無重力の世界である宇宙では、椎間板は重力の影響を全く受けません。それなので、椎間板はかなり膨らんでしまいます。宇宙に行った宇宙飛行士が地球に帰ってきたばかりのときは、出発前より5センチメートルも伸びていたという話があります。
赤ちゃんの骨の数は大人より100個多い
赤ちゃんの骨の数は約305個、成人の骨の数は約206個です。
赤ちゃんの骨は成長に備えて軟骨の状態で分離しています。そして、成長の過程で骨と骨が融合していくのです。
また、軟骨の状態で分離していることで骨同士を重ね合わせることが可能になり、骨同士を重ね合わせて身体を小さく縮めることによって、狭い産道を通ることができるのです。
脳自体は痛みを感じない
脳をスプーンでかき混ぜられることを想像してみて下さい。
想像できないほどの激痛が走りそうですよね。
しかし、実際はなんの痛みも感じません。
人間が感じる痛覚は、視覚や聴覚、嗅覚、味覚と同様に神経を介して脳が最終的に感じています。
ところが、脳自体には痛みを感じるセンサーが備わっていないので、脳をかき混ぜても痛くはないのです。
「痛み」は、知覚神経が「痛み情報」を脳に電気信号として送り、脳が解読することで始めて感知されます。
脳は神経細胞と神経線維で構成されていますが、知覚神経が入り込んでいないので、「痛み情報」を脳自身に伝えることができないというわけですね。
頭痛は脳の痛みではない
頭のどこが痛みにつながっているのかというと、頭蓋内では動脈や静脈、頭蓋底にある硬膜、頭蓋外では頭皮とその下にある血管や筋肉です。それぞれにある知覚神経が脳に「痛み情報」を伝えることで、最終的に脳によって頭痛は感知されます。
どうでしたか?人体には不思議がたくさん隠されていることが分かりますね!