Chernobyl 2017の歌詞の和訳

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Chernobyl 2017

リズムが良くて中毒性のある曲Chernobyl 2017はダンスにとても合いますよね。

このようにTik Tokで踊られているのを目にしたことがある人も多いと思います。

でも、歌詞の意味が全く分からないな。そもそも何語?

このように思っている方に向けた記事です。

Chernobyl 2017の歌詞の和訳

Chernobyl 2017はノルウェー語で作曲されています。和訳は以下の通りです。

Droppet dropper som en bombe   (水滴のように落とされた)

Røyk fyller mine lunger       (煙が私の肺を満たす)

Nå tar vi over Bergen        (今、私たちはベルゲンを引き継ぎ)

Så drar vi ut, også tar vi over hele verden (その後、外に出て世界中を引き継ぐ)

Discolyset stråler over meg     (ディスコライトが俺たちを照らす)

Jeg er på CB, sprenger alt i vei    (私はチェルノブイリにいます)

60,000 synger med         (6万人が一緒に歌う)

Så jeg dropper det hardt på 3 2 1  (だからみんなで合唱しよう 3 2 1)

Jeg vil at vi            (みんなにやって欲しいんだ)

Bare skal oppleve no’ nytt      (新しいことを体験してほしいだけ)

Jeg lover jeg skal vise deg no’ sykt  (私はあなたに病気=クレイジーを見せることを約束します)

Alene, men sammen er vi her    (一人で、でも一緒に)

Chernobyl, de’r her vi er      (チェルノブイリ、ここで待ってます)

Hei. Hva skjera?          (やあ、大丈夫?)

Dunker ned no shots da      (BOXに入ったショットを)

Danser til no crazy         (いくつか飲み干し、クレイジーに踊り始めようと)

Alt i orden, alt i boks ja       (するとき真実の愛を語り)

Snakker ekte kjærlighet når vi får starta (セックスに夢中になる)

Kjører hardt på alt av damer     (そして、私たちが撮ったものは)

Er’a fin så har vi tatt ‘a        (美しかった)

-出典:Chernobyl 2017/作詞:Benjamin Beats, Meland×Hauken/作曲:Benjamin Beats,Meland×Hauken

チェルノブイリ原子力発電所事故を題材にしている

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震によって起こった福島第一原子力発電所事故を覚えている人は多いのではないでしょうか?

チェルノブイリ原発事故は1986年に起きた人類史上最悪の原発事故であるとされています。

福島の原発事故よりも恐ろしい事故が実は過去にロシアで起こっていたのです。

Chernobyl 2017はその事故を題材にして作られました。

ロシアの事故なのに、なんでノルウェー人が曲を作ったのだろう?

ロシアで起こった事故ですが、ノルウェーも深く影響を受けたからです。

ノルウェーはチェルノブイリから数千キロ離れていますが、原発事故で大気中に放出された放射線はノルウェーにも大きなダメージを与えました。

新事実:実は事故を追悼するために作った曲ではない?

調べてみるとこの曲はチェルノブイリ原発事故を題材にしていますが、実はチェルノブイリ原発事故を追悼するために作った曲ではないことが分かりました。

えっ!じゃあなんのために作られた曲なの?

筆者
筆者

この曲は、実はノルウェーにある高校卒業のお祭りRussのお祝いのために書かれた曲だそうだ。

Russとは

ノルウェーでは高校卒業祝いのお祭りRussが1ヶ月間行われます。高校卒業者はその1ヶ月間酒を飲みまくり、踊りまくり、セックスしまくるそうです。

また、グループごとにRussバスというバスを借りて、期間中はそのバスに乗って行動するらしいのです。

Russバスごとにテーマ曲(バスの中で流したりする)を持つのが一般的で、お金を払って自分たちのテーマ曲を作ってもらいます。

Chernobyl 2017はそのために作られた曲です。

2017となっているのは2017年に卒業した人達のために作られたからです。

Chernobyl 2017の本当の歌詞の意味

Chernobyl 2017は意訳すると、基本的に幸せで酔っぱらうことを歌っているみたいです。

作曲者のコメントがあります。

It’s not to praise the horrible accident , the song is made for graduating students in Norway.The meaning is basically being happy and being drunk.

この曲は恐ろしい出来事を称賛するものではなく、高校卒業者のために作られたものです。歌詞の意味は、基本的に幸せで酔っぱらうという意味です。

訳にすると不謹慎じゃない?チェルノブイリ原発事故とお祝いを重ねて曲を作っているから。

多分ノルウェーでも不謹慎な曲という認識なんだと思う。捉え方によっては、チェルノブイリ原発事故を称えるような意味にも取れるんだろうね。Chernobylを題材にしてノリノリのリズムで曲を作っているから、不謹慎なんでしょう。作曲者のコメントにもそのことが示されているね。

ノルウェー大使館の公式アカウントの見解

ノルウェー人の反応

ノルウェー人のみんな見て!!

日本人が不用意にセックスとアルコールについての曲を踊っている!

まとめるとどういうことか

Chernobyl 2017はノルウェーでちょっと不謹慎とされている曲で、簡単に言うとチェルノブイリ原発事故をもじった高校卒業のお祝いソングです。

しかし、セックスとアルコールも内容に含んでいるので、日常的な曲ではなさそうです。

日本でのTikTokのような使われ方はノルウェーではされていません。

ですが、チェルノブイリ原発事故を追悼するために作られた曲ではないことが分かりました。

この曲はノリノリで踊れるようなリズムになっています。作曲者もみんなが踊ることを願って作曲したに違いありません。日本で踊られているのはビックリしていると思いますけどね(笑)

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