自らの経験から医学生にオススメの聴診器を紹介しますね。
医学生の聴診器の買い方
大学のパンフレットを信用してはいけない
「身体診察の授業が始まる前に聴診器を買って下さい。」と大学から、大学オススメ(もしくは指定)の聴診器のパンフレットが渡されると思いますが、信用してはいけません。
そのパンフレットに書いてある聴診器の値段はぼったくりです。
たとえ大学から特定の聴診器を指定されたとしても探せば自分で安く買えるので、大学経由(大学生協経由)で聴診器を買うことはオススメしません。
amazonで購入すれば3000~4000円安く買えますし購入するとすぐに届くので、amazonで購入するのがオススメですね。
大学経由でないと購入できないということはないので、みんなが大学経由で購入するから大学経由で購入するというのはやめた方がいいです。全く同じものがamazonで購入できます。
OSCE対応の聴診器を買うべき
OSCE対応の聴診器を購入しないと、OSCEの前に新しい聴診器を購入するはめになるので注意が必要です。
OSCEの評価項目として次のようなものがあります。
目的に応じて、膜型、ベル型を使い分ける。
つまり、膜型、ベル型両方ないとOSCEで使うことができないということなのです。
この聴診器を見て下さい。
この聴診器は膜型はありますが、ベル型がありません。それなので、この聴診器をOSCEで使用することはできないのです。
実は、筆者はこの聴診器を最初に購入してしまったんですよ。この聴診器が一番高くて最上位モデルだったので、「高ければいいやつなんじゃないかな」という安易すぎる考えで購入してしまいました。
しかし、OSCEで使えないと分かったので泣く泣くリットマン ステソスコープ カーディオロジーIVに買い替えました。
リットマン ステソスコープ [マスターカーディオロジー] ブラック 2160は将来友人が循環器医になったときにプレゼントしようと思っています(笑)
一応載せときますね。医学生は絶対に買ってはいけません。OSCEで使えないので。
リットマン ステソスコープ [マスターカーディオロジー] ブラック(スモーク加工) 2176
一方、この聴診器を見て下さい。
この聴診器には膜型、ベル型が両方ありますね。ベル型が小さい方で、膜型が大きい方です。それなので、この聴診器はOSCEで使用できるということになります。
買う聴診器はOSCE対応のものにしましょう!
値段が高い聴診器を買っても損ではない
聴診器は高いものから安いものまで色々ありますが、高い(性能のいい)聴診器を買っても損ではありません。
高い(性能のいい)聴診器の方が音を聞き取りやすいのは確かですし、聴診器は物持ちがよく医者になってからも使用できるので、高いものを長く使うのがいいでしょう。
高い(性能のいい)聴診器だと、音が上手く聞こえないときも聴診器のせいにしないですみます。医学生・医者は看護学生・看護師よりも高い聴診器を買う傾向があるので、無難に高いモデルを買うのがいいでしょう。
大学のパンフレットから購入すると名前が彫ってもらえる
僕の大学では、「大学のパンフレットから購入すると名前が彫ってもらえる」という制度がありました。名前を彫るのに800円とか取られていたと思います。しかし、名前を彫ってもらえるならという理由で大学経由で購入する人は結構いました。
その人たちは受け取ってみてがっかりしていました。確かに名前は彫ってありましたが、見えにくくあろうがなかろうが関係ないものだったからです。
名前はシールで貼った方が分かりやすくていいですよ。とにかく大学経由で購入するのはナンセンスです。
医学生が買うべき聴診器
第一位:リットマン ステソスコープ カーディオロジーIV
医学生の聴診器としては定番ですよね。
この聴診器が大学からオススメ・指定されることが多いと思います。
もちろんOSCE対応ですし、医師になってからも使える上質モデルです。
周りに合わせたい方はこの聴診器がオススメです。僕の大学では7~8割ほどの割合でこの聴診器を学生は使用しています。
お値段はamazonで26950円です。
amazonで購入すると学校のパンフレットよりも3000~4000円ほど安く購入できるので、是非amazonで購入してみて下さい。全く同じものが安く購入できます。
リットマン ステソスコープ カーディオロジーIV ブラック 6152
第二位:リットマン ステソスコープ クラシックIII
リットマン ステソスコープ カーディオロジーIVと比べると性能は落ちますが、それでも十分な性能がある聴診器です。
僕の大学では、学生の2割ほどがこの聴診器を使っています。特に不具合があるということは聞いたことがないので、この聴診器でも全く問題ありません。
OSCE対応です。
リットマン ステソスコープ カーディオロジーIVと比べると少し小さく小回りなので、簡単に白衣のポケットに入れることができます。持ち運びには便利です。
お値段はamazonで12000円です。リットマン ステソスコープ カーディオロジーIVの半額ですが、性能は十分なのでこの聴診器の購入も考えてみて下さい。
やはり、学校のパンフレットよりamazonの方が3000円ほど安いですね。
リットマン ステソスコープ クラシックIII ブラック/シルバー 5620
聴診器は上記の2択
ほとんどの学生がリットマン ステソスコープ カーディオロジーIVかリットマン ステソスコープ クラシックIIIのどちらかを使用しています。
どちらも医師になってからでも使える上質な聴診器です。
リットマン ステソスコープ クラシックIIIは普通に医師が使っているモデルです。
そして、リットマン ステソスコープ カーディオロジーIVはかなり上級の聴診器で循環器内科の医師でも使っている人がいるぐらいのものです。
まあ本当に高い聴診器は10万円ほどして、循環器内科で必要な先生はそのぐらいのやつを買う人も多いんですけどね。
まあどちらの聴診器を選んでも失敗することはないので安心して選んで下さい。
リットマン ステソスコープ クラシックIIIでも全然大丈夫ですが、より上位モデルを使用したい人はリットマン ステソスコープ カーディオロジーIVを購入してみて下さい。