現役医学生が高3の1年間で偏差値を50→70にした方法を教えます!
生物はやればできる
生物は理系科目の中で唯一の暗記科目です。
数学・物理はいくら時間をかけて勉強しても全くできるようにならないという人が一定数存在しますが、生物は時間さえかければ確実に誰でも高得点が取れるようになります。
生物の成績が悪いんだよなぁ…
このように悩んでいる人は自分でも原因に心当たりがあるのではないでしょうか?
そう。繰り返すことになりますがやっぱり勉強量が不足しているのです。
生物の勉強法がいまいち分からなくてやる気がでないんです…
生物は確かに勉強すれば確実にできるようになりますが、勉強の仕方が分からないと悩む方は多いのかもしれません。
範囲が広すぎてどう手を付ければいいのか分からない。全く勉強してこなかったので、生物の膨大な量に圧倒されている。このように感じてしまっていつまでも生物ができるようにならないという人も多いです。
生物は覚える量が尋常ではないことは確かです。例えば医学部を受験するならば、暗記科目の代表社会(日本史・世界史・地理)の比にならない量を暗記しなければいけないことを覚悟して下さいね。
医学部受験生で生物選択がなぜ少ないのか?それは生物の暗記量があまりに膨大だからです。
覚えれば確実に高得点なんだから生物選択者が医学部受験生にもっといてもいいとは思いませんか?
生物の暗記量が膨大すぎるので、優秀な医学部受験生も生物では高得点が取れないんじゃないかと考えて物理を選択するということなんですね。
しかし、時間と効率を掛け合わせることで1年間で偏差値20をアップさせるぐらいのことは誰でもできます。
ただ闇雲にやるのは効率が悪いです。教科書を1ページ1ページ暗記していったらキリがないので止めましょう。
生物はかける時間も大切ですが、勉強の仕方(効率)もかなり大切になります。
たとえ同じ時間勉強したとしても、生物の点数は効率の差によってかなりの違いが生じます。
生物選択者は覚えることが得意という人が多いと思いますが安心して下さい。覚えるのが苦手な人も勉強法次第では戦えます。
生物勉強法(初級者編)
自分も勉強する前は全く生物ができませんでした。生物初級者の方が最初にすべき勉強法を教えますね。
生物は実はアウトプットが重要な科目です。ここでいうアウトプットとは問題を解くことです。
えっ!!アウトプットが重要な科目って数学とかじゃないの?
数学は簡単な問題から難しい問題を解けるようになっていくという科目なので、ほとんどがアウトプットの科目です。基本問題を解いて応用問題に向かっていきますよね。
一方で生物は教科書を暗記してから問題に取り組むべきだと考える人が多くいます。そのような人達は、アウトプットは少なめで教科書を覚えるインプットの方が重要だと考えてしまうのですね。
しかし、実は教科書を暗記してから問題を解く方法はかなり効率が悪いんですよ。
生物の問題はある程度型が決まっています。どの部分を問題にするのかというのが決まっているのです。
入試問題に数学などは新作問題が出ることも多いと思いますが、生物で新作問題が出ることはあまりありません。
生物は暗記科目なので新作問題が出題されても覚えていなかったら誰もできないのです。数学と違って考えて思いつくものではないですからね。
そのため教科書の隅をつつくような、今まで出題されてこなかったような新作問題はほとんどでません。
教科書を暗記してから問題を解くと、必要ない知識も沢山覚えてしまうことになります。効率が悪いですよね。
生物は教科書を見ることも大切ですが、問題を解きまくるというのも大切なのです。
問題ごと暗記すれば、ほぼ同じ問題が別の場所に出てくるので解けるということも多いですね。
問題を解いてみて間違えたり分からなかったら、その問題の場所を教科書で確認するというのが効率のいい勉強です。
問題を解きまくることで教科書のどの部分が出題されるのかを掴むことができます。
教科書のその部分だけ覚えてしまえばいいのです。
問題を解きまくるときになんの問題集を使えばいいの?
基本的に生物の問題集であればなんでも大丈夫です。ただし、1冊の問題集を極めることが重要です。何冊もやって穴が沢山あるという状況になるのが怖いですからね。
絶対にハズレない問題集を教えます。有名なので持っている人の方が多いと思いますが。
生物初学者に圧倒的人気で定番なのがセミナー生物です。
セミナー生物は学校で配布されました!
セミナー生物は難関医学部でなければ医学部でも十分に対応できます。
この1冊を完璧に仕上げれば偏差値65は軽くいくようになるでしょう。試験問題を解くのも楽しくなります。
というのは、セミナー生物で問われている問題は生物の試験で必出問題ばっかりなのでセミナー生物をマスターするとほとんどの問題が解けるようになるのです。
セミナー生物を最初から解いていって、分からない問題が出てきたらその都度教科書を確認しましょう。セミナー生物は解説もとても分かりやすいのでオススメですよ。
生物勉強法(上級者編)
生物の知識問題はけっこう解けるようになりました。しかし、論述問題が少し苦手です。
生物が厄介なのは知識問題のみではなくて論述問題があるところですよね。
難関を目指せば目指すほど論述問題の割合が増えると思います。
論述問題が難しいのは即答できないところです。いくつかの知識を組み合わせて自分で答えを作り出さなければいけません。
論述問題は見たことがない問題が出ることもわりと多いです。
論述問題で見たことがない問題に出会うとかなり難しく感じてしまいます。
論述問題はただでさえ時間がかかるのに、初見の問題だと思いつくのに余計に時間を必要としてしまいます。思いつかない可能性もありますし、思いついても方向性が間違っていたというのはよくあることです。
そのため、知識問題と同様に論述問題も数多くの問題を解く必要があります。注意して欲しいのは闇雲に問題を解いてはいけないということです。
論述問題は全く同じ問題というのはあまりありませんが、考え方が似ている類題というのが沢山出題されます。
そのため、類題たちの考え方の核となる問題の解き方を覚える必要があります。核となる問題の考え方を応用して類題を解くというイメージです。
そのため、論述問題の問題集は注意して選びましょう。知識問題と違ってなんでもいいわけではありません。
核となる問題が多い問題集ってあるの?
自分、そして他の難関大学に進学した友人が使っていた問題集を紹介しますね。
難関大学向けの論述問題の問題集で一番オススメなのは生物の良問問題集です。
実際の入試問題の中で良問を厳選した問題集です。
問題の難易度は易~難まで含まれています。論述問題が多数含まれており、演習として使うのに最高です。
最初の部分から使うというよりは、分野ごとに自分の苦手だなと感じる分野などをバラバラに解き進めるのがいいでしょう。
解説がとても分かりやすく、受験生のときには重宝していました。
次に紹介するのは生物標準問題精講です。
生物標準問題精講は難関大学の中でも難関、つまり旧帝大・医学部などを目指す人向けの問題集です。
そこまで難しくない問題を解く必要がない人は手を出さないでおきましょう。
難関大学の中でも難関の入試問題は特殊なものが多く通常の問題集に含まれない問題もたくさんでます。
そのような問題に慣れておきたいという方はこの問題集をやってみて下さい。
難関の中でも難関の入試といっても、差が付くのは基本~標準の問題です。応用問題はあまり差がつきません。生物が得意という方は手を出してみるべきですが、基本~標準が身についていない人は手を出さない方がいいでしょう。